なんだか自分が進めてないよーな気がして焦るときがある。
周りはどんどん加速して進んでいるように見えるのに
自分は同じ場所に立ち止まり
周りが進んでいくのを目で追いかけて
目が回りそうになり
そこに立ち止まっている自分を情けなく、恥ずかしく思うときがある。
周りを見たくなくなるので
今ある現状で満足してしまえば気もラクだろうと
なんだかんだと納得しようとして
色々納めてしまおうとしたり。
そんな感情によく陥っていた数年前。
とある素晴らしい女性との出逢いがあった。
その方は、日本でもトップクラスと言われる
経済界を引っ張っている方々とのお付き合いも多く
信頼も厚い方なのだが
その方が、そんな私に言ってくれた言葉を
今もよく思い出す。
「砂上の楼閣を建ててはいけませんよ」
「小さく見えても、足元を固めることが一番大事なのですよ」
今、進んでいないように思えても
必ず「今」が未来を作るもの。
小さな一歩でもおろそかにせず
土台をキチンと作っていくこと。
地味な基礎工事をどれだけ手をいれ、精密に作っていくか。
砂上に楼閣を建ててしまうと、早く立派に思えるものを一時作り上げたかのように見えるが
たった少しのことで一瞬にして崩れてしまう。
ビジネスも人生も、同じですよ、と。
今も時々、周りが急にスピードを上げて進んで行ってしまうように思えることもあるけれど
そう思えるときこそ、基礎固めをしないさいね、
と彼女の言葉を思い出している。
がむばるー。