童話で、いたずら好きの羊飼いの少年が
「オオカミが来た~!」
と何度も叫んでウソをつき
本当にオオカミが来たときには、誰も助けてくれなかった・・・
というお話がある。
ウソツキさんは、こんな目にあってしまうのだな。
とつくづく思う。
人間関係は信頼の基に成り立つ、と思っている。
悪意があってウソをつくのは言語道断だが
悪意がなかったとしても結果的にウソをついたことになってしまうようなことを
何度もくり返してしまうと、もう信頼できなくなる。
どんな話を持って来ても、
あぁ、どうせまた言ってるだけだろうなぁ
と思ってしまう自分がいる。
その場その場で、自分をよく見せるために
自分が悪く思われないために
ウソをついていると
本当に大切な人が、気付いたらいなくなってしまった
なんてことになってしまう。
うちの娘の同級生で、注目されたいがばかりに
ウソを付き続け、誰にも相手にされなくなった子がいると聞いた。
ずっとたった一人、その子をかばってくれていた子が
本当に離れてしまったらしい、と。
人の信頼を裏切るようなことをしていると
ずっと自分に信頼を寄せてくれていた人ほど
離れるときは、トコトン離れてしまうのだなと
その話を聞いていて思った。