喋りすぎると叱られるのに、どうして喋りなさすぎだとは叱られないのだろうか?
私は子供のころ、喋りすぎだと叱られたクチなのだが
「どうして喋って叱られるのだ!」
とかなり不満に思っていた記憶がある(笑)
「沈黙は金なり」と言われているが、
その「沈黙」とは何を指すのだろう。
元々は「きじも鳴かずば撃たれまい」ということらしいが
よくお喋りする人に、そういった戒めを込めて
「沈黙は金なり、なんだよ」と言うことがあるようだけれど、
ずっと黙りこくっているのが「金」なのか。
うちの父はお酒が入ると陽気で饒舌になるが
普段はほとんど喋らない人で
たまに喋ると、あれこれと言いつけをするくらいだったので
会話という言葉のキャッチボールとは無縁の人だと思っていた。
父親が家の中で喋らないというのは、なんだか空気が重い。
母は父の顔色を見ているし、
そんな父が食卓に座っているだけで
今日あったことなどを妹と話したいのに
そんな話はバカバカしい話が多いので話してはいけない気になる。
だいたい食卓での会話というのは
バカバカしい会話だから和むのに。
いつも苦虫を噛み潰したような顔をして黙っているのが「金」ではないし、
また、何の意見も言わずだんまりを決め込むことも「金」ではないと思う。
沈黙は人と人とのコミュニケーションにおいての壁になるケースが多い。
また、「きじも鳴かずば撃たれまい」のように
鳴いてしまったがために撃たれることもある。
コミュニケーションにおいての言葉というのは
実に様々なことを私に考えさせてくれる。
↓ということで、開催します♪