私のすべてを受け入れて欲しいと思ってた。
私のすべてを揺るがない気持ちで、未来永劫受け入れていて欲しいと。
これ思ってたときって、「自分が、自分が」って、基本は自分だった。
「すべてを」
これが出来る男じゃないと嫌だと。
んじゃ、お前はどうだったんだよ?
と言えば・・・・
相手の嫌なところをつつくのはきっと天才的にうまかったと思います。。。。
私のすべてを・・・
と思っていた頃、私は自分を受け入れてくれるのかどうかを
相手に試し続けていたように思う。
ひとつ許されたら、また次を試す。
それを許されたら、また次を。
そうしてどんどん試し続けないと気が済まなくなっていく。
「これでも、私のこと好きでいれる?
これでも、私のこと好き?」
とにかくもう、「おはよう」「おやすみ」の挨拶のように「愛してる」と言われていないと
落ち着かない。不安になる。
自分に自信がないから。
相手にとって「嫌だな」と思われる部分はイッコもあってはならなかった。
「嫌だな」と思われる部分も、ねじ曲げてでも「好き」にしてもらわないとダメだと思ってた。
自分が受け入れられない自分を、相手にすべて受け入れられることで
安心出来る気がした。
自分が自分であっていいんだと、認めてもらえるような気がした。
今は「私のすべてを」とは言わない。
完全な人間なんていない。
もとは他人だった二人。
私のココは嫌い。
そう思われていてもいい。
だけど、ココは嫌いだけど、そんなこと以上に好きでいてくれたらいい。
嫌いなトコも忘れてしまうくらい、好きなところがある。
そんな私だったらいいな。
それがあった上で、丸ごと愛そうと思う気持ちを持ってもらえたら
・・・・いいな♪
そうしたら、私の嫌なところを見たときも
ニガ笑いで指摘してくれるかな。
そして、恋愛だけでなく
人生が終わるそのときまでに
そんなふうに私も、丸ごと愛したい、と思える人たちと
一人でも多く出逢えるといいなぁ。