毎日、毎日。
「生きる」ってことは、嬉しい、楽しいばかりじゃなくて。
むしろ、そうでないことのほうが多いくらいで。
毎日喜怒哀楽、ココロもジッとしてなんかないもんだから
時々はちょっとささくれてきたりもする。
ささくれていたら引っ掛かって、ちょっと気になるから
エイヤ!
とささくれを引っ張って無理矢理剥がして血を流す。
指にできたささくれなら、オロナイン塗っておくとか
絆創膏を貼るとか
なんらかの処置を取れるけど。
ココロがささくれたときは
なにをしたらいいんだろう。
特効薬なんてあるのだろうか。
そんなことを思いながら、手にとるのはこの本たち。
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ココロのささくれには、純粋な思い。
優しい言葉。
それから伝わる温かさ。
私のことを言っているわけでもなく、あの人のことを言っているわけでもないけれど。
ふんわり、ふんわり優しくなって
私も誰かに優しくしたくなる。
ささくれがひとつ、消えていく。