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涙もろくなる、そのワケは。

「ご飯食べてるときに、こんなんアカンわ~~!」

とティッシュ片手にお昼ご飯を食べていた昨日。

24時間テレビはもう、何度ティッシュのお世話になったか知れません。

目の下が涙で乾燥して、ちと痛い@月野です。

TVや映画を見て号泣することが多くなってきました。映画館では、オイオイと泣けないので声を殺し「エグッ!ウグッ!」とややこしい声になることもしばしば。

・・・そういえば、私の祖母がよくTVを見て泣いていました。

うちの祖母は自慢じゃないですが、そらもうスペシャル級にキツイ人で、そんな祖母が涙しているのを見ると「鬼の目にも涙ってこういうことだ」と思っていました。

「またおばあちゃん、TV見て泣いてる~」と言うと、「年とったらな、涙もろくなってかなんわ」と苦笑いをしていました。

ふーん、そんなもんか。と思っていた私も、だんだんと年をとったのか涙もろくなってきたようです。

24時間テレビが終わって、ふと思ったのは

自分が経験していなくても、母であったり、娘であったり、その立場で心が動いて泣いてしまうんだなってこと。

「子を残して、愛する夫を残して逝かなければいけなかったその想い」だったり、「残された立場の哀しみを背負って生きていかなければいけない想い」だったり。

そんな想いを感じて泣いてしまうのだな、と。

そう思ったとき、よく泣いていた祖母は、経験していないことではなく、きっと経験したことのほうが多かったのだろうと思えたのです。

きっと、年をとったから・・・というのは、それだけ経験したことが多いから。

それだけ、相手の想いを感じてしまうから。

年を重ねて涙もろくなる、そのワケは・・・

楽しいだけじゃない哀しみも経験したということなのだろうな、と思うのです。

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