「余計なお世話かと思ったんだけど・・・」と切り出されて話が始まることがある。
「余計なお世話」とは、いらぬおせっかい、と辞書にある。
「おせっかい」とは、出しゃばって、いらぬ世話をやくこと、とある。
まぁ、相手が求めてもいないのに口を出すってことになるのだろうけど。
本当に心の中で「うん、余計なお世話です(笑)」と思うことも多いのが現実だけど、実はこの「余計なお世話」も私はそんなに嫌いではない。
この余計なお世話の言葉の中に、客観的に自分を見ることが出来る言葉を発見することが多々あるから。
それに、その言葉の中に私への深い愛情が隠れていることも多々あるから。
クールで、人付き合いは浅く、というコミュニケーションの多い中、こういう昔の長屋的なコミュニケーションも、時には本当に温かいものだと思う。
何事にも限度というものはあるにしろ、余計なお世話というのは、「あなたのことが気になっていますよ」という、ある種の愛情なのだと感じる。
感じ方は、受け止め側の心の余裕にも比例するだろうけれど。
考えたら私も娘たちにしょっちゅう「余計なお世話」をしているかも知れない(笑)