離婚した直後のグズグズだった私の情けない話です。
当時、私は「このままじゃいけない。今の自分を変えて現状を変えていきたい」と焦ったような暗い気持ちで毎日を過ごしていました。
何かヒントが欲しいと、ネットで色々な情報を収集し始めたのも、この頃です。
ある日、同じ女性で小さな子供がいるママさんで起業して社長さんになった、という方のブログを発見しました。
誰かが紹介していたんだと記憶しています。
その方のブログから溢れる力強さ、前向きな言葉たち、同じPCの画面なのに輝いて見えました。
でも、その時私は「この人と私は違う。この人だからこうなれたんだ」と思ってしまい、その人が妬ましくも思えてしまったのです。
違いはたった一つ。彼女には彼女を支える夫がいた、というだけだったんですけど。
モノの見方がひねくれていたんですね
「だって、この人は理解のあるダンナがいるじゃない。子供はダンナが見てくれるんでしょ?うちは違う。子供抱えて女手ひとつで起業なんて出来るわけないじゃないのさ」
なんて思ってしまったんですよね。
だから、今「あの人と私は違うから」と言う人の気持ち、痛いくらい分かります。
誰が決めたわけでもない、比べた対象にした人と自分との間にある(らしい)格差を探して、見つけて、その差に落ち込む・・・。
そんな私が変化を始めたのは、あれほど自分が比べてきた「人」とのご縁からでした。
自分の中に渦巻く、自分では紐解けなかった感情のもつれを解くために、求めたのは「人の知識と知恵」でした。
たくさんの素晴らしい出会いに恵まれました。
たくさんの素晴らしい知識と知恵を与えてもらいました。
今、人から羨まれるくらいの絆を持った仲間がいます。
なんの接点もなかった職業も、年齢も、性別も違う人間が、あるセミナーに偶然集まったことが始まりです。
集まった当初は、誰もがグズグズな部分を持っていて(笑)、トンチンカンな目標設定をして焦りまくっていたり。
自分には価値がないのではないかと怯えていたり。
傍目から見れば成功者と言われてもおかしくないのに、現状に違和感を持っていたり。
過去に抱え込んだものが重過ぎて進めずにいたり。
色々なものを抱え、集まった6人。
不思議なもので、最初は「他人の悩み事」としか思えなかった話を共有するうちに。
同じ学びの時間を過ごすうちに。
まるで家族のように気に掛け、労わる気持ちが生まれ、そこに団結力が生まれ、
「誰が自分をけなしたとしても、この仲間だけはいつもここにいてくれる」
という絶対的な安心感が生まれていきました。
卒業した今も、定期的に集まっては親交を深め、皆が「応援し」「応援される」関係で、ビジネスにおいてもよい関係を持てているのは、ある意味奇跡だなと思えます。
私は人生を豊かにしてくれるのは、やっぱり人との「輪」と「和」だと思うのです。